スピードスケート選手に学ぶ「量稽古の重要性」

ランチェスターでは、「量」の重要性が繰り返し説かれています。

ランチェスターの法則では、「攻撃力は兵力数と武器性能で決まる」と紹介され、2つの公式が示されています。(公式は省きます)

攻撃力で言えば、兵力数が「量」で武器の性能が「質」にあたる部分です。
特に、量を投入することが経営において欠かせないPOINTです。

量稽古が大切と言われますが、先ほど読んでいた雑誌『月刊致知2012年9月号』に「量稽古の重要性」に示す記事がありましたので、一部紹介します。

スピードスケートの岡崎朋美選手のインタビュー記事です。冬季五輪に、日本人選手として最多の連続出場を果たしている方ですね。(長野五輪で有名になりました)

インタビューの中で気になるフレーズがありました。それが次の言葉。

私は試合よりも練習のほうが好きなんですよ。

確かにスポーツ選手の土台の1つは「練習」だと思いますが、この言葉には多少驚きました。なぜなら、試合(本番)のほうが好きだと思ったからです。

毎日の練習は「量」に当たります。
量稽古を重ねてきたからこそ、素晴らしい実績を残しているのかもしれません。

もう1つ量に関するエピソードがありました。

岡崎選手が目標だったというスピードスケート選手・橋本聖子さんと一緒に練習していたときのエピーソードがこちら。

とにかく聖子さんのあまりの練習量に圧倒されっぱなしでした。

練習の仕方から違うということなのですが、特に“練習量が凄まじかった”ということです。どれくらい凄まじいものだったのかが、とても気になりますね。

(しかも、お二人とも北海道出身で、小さな頃からの積み重ねを考えるとかなり大きなものではないかと推測できます)

これらのエピソードから学べるように、一流選手は「量」を重視しています。それは、目標を達成するためでもありますし、身体能力が上がっていくからというのもあるとおもいます。

最初から「質」に行ける人はほとんどいないでしょう。やはり、「量」から入るのです。もちろん、どちらも大切なのですが、量がなければ本質は磨かれないと思います。

経営に当てはめると、「営業の投入量」もそうですし、「経営者としての仕事の時間量」もそうです。それらの量が投入できているか、どれくらいできているか?・・・をきちんと計測したいものです。

 

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