中小企業の経営戦略にありがちな「3つの間違い」とその対処法

こんにちは、ランチェスター経営(株)「戦略社長塾」塾長の狩生です。

突然ですが、「中小企業の経営戦略」と聞いて、思い浮かべるものはどんなものですか?
なかなか答えにくいのではないでしょうか。

今日は、中小企業の経営戦略について深掘りしていきます。

 

そもそも中小企業とは?

そもそも、中小企業とはどこまでの範囲を示すのでしょうか?

細かい定義に関しては正直こだわる必要がなく、ざっくりと捉えるだけで十分です。

たとえば、日本全国には約421万の企業があるそうです。
そのうち、中小企業に該当するのが420万社だそうです。

421万社のうちの420万社ということなので、ほとんど中小企業なのです。

大企業と呼ばれる会社は、社数としてはとても珍しい。
(ただ、従業員数が多いのとマス広告を打てることから、目立ってはいます)

中小企業は、「従業員数が何人まで」と一律に決まっているわけではありません。正確な定義では、業種ごとに中小企業の従業員数が異なります。たとえば、製造業では300名以下が中小企業になるそうです(また、資本金の額も関係します)。

小売業の場合ですと、50名以下だそうです。

 

366万社は20名以下

また、421万社のうち366万社は従業員数が20名以下の会社です。

つまり、“小さな会社”ばかりなのです。
(もちろん、それが悪いわけではありません。弊社も小さな会社です)

「経営者の方へ」というメッセージを発すれば、ほとんどが中小企業に対するメッセージになります。

 

そして、中小企業の悩みといえば・・・

中小企業の悩みの代表的なものと言えば、「売上が立たない」というもの。

継続的に売上をあげつづけるのはとても大変なことで、どんな会社でも「どうやって売上をあげていくか?」ということには日々頭を悩ませています。

実際は、売上をあげればいいということではなく、粗利益がきちんと出る商品サービスでなければ意味がありません。売上が大きくても原価が高くて、資金が回らないという会社も結構ありますから・・・。

粗利益を継続的に確保するためにも、“経営戦略”が大切になります。

ただ、経営戦略は取っつきにくく分かりにくいという【欠点】があります。戦略は目には見えないものなので、どうしても避けてしまいがちなのです。考えが及ばなかったりするのです。

 

中小企業の経営戦略にありがちな3つの問題点

ここで、ありがちな問題について3点だけご紹介します。
たくさんありますが、3つに集約しました。

 

【1】資金・財務ばかりに注力してしまう

経営戦略で調べていくと、不思議と「資金調達」「財務分析」といったページに行き当たります。

もちろん、それらは大切なことではありますが、経営戦略の一部に過ぎません。
むしろ、優先順位としては低いです。

資金がたくさんあっても、戦略が稚拙であればどんどん資金を消費してしまいます。倒産してしまうこともあります。

財務をいくら分析したところで、上手くいかないことも多いです。

資金は商品開発や広告宣伝、人を雇うために必須ではありますが、それがあるからといって上手くいくわけではありません。

私の場合ですと、むしろ「最初は資金がたくさんないほうがイイ、小資本が良い」という風に教わりました。

それは実際に本当だと思います。なぜなら、最初から資金がたくさんあると、頭をふりしぼって考えなくなるからです。とりあえず、お金で解決しようとするからです。アイデアは追い込まれたときに煮こまれていく気がします。

 

【2】意味が広いため曖昧になっている

2つ目は、「経営戦略の意味の曖昧さ」です。

もともとが軍事用語から来ているため、定義がとてもぼやっとしています。
だからこそ、誰も明確には定義付けができないのです。

人によって、定義が異なります。

“経営戦略とは”で検索すると、無数のページがヒットします。

意味が広すぎるということで、曖昧になってしまっているため、とりあえず「●●戦略」と戦略という言葉が付ければ良いと思っている人もいるかと思います。

 

【3】戦術の話が多い

最後が本当によくあるケースで、2つ目とも関連する事柄です。

「経営戦略」と名のもので、「経営戦術」のケースがとても多いのです。
正確な数字は示せませんが、大半は戦術の話。

戦術の話なのに、戦略と間違えて説明しているのです。

たとえば、“ホームページ戦略”といってる人の9割以上は、ホームページ戦術の話をしています。本当にそうです。

戦略と戦術の違いがわからなくなってしまっているのです。

 

では、どうすれば良いのか?対処法

中小企業の経営者が経営戦略を学ぶ際に気を付けておくべきことを列挙します。

列挙するといっても、だらだら説明するわけにはいきませんので、「ありがちな問題点」と同じく3つにまとめてみました。突っ込んだ話はできませんが、ココを気をつければ大丈夫です。

 

(1)戦略と戦術の違いをハッキリさせる

「これは戦略のこと言っているな」「これは戦術だ」という風に、判断できるようになれば、違いが明確になっていると言えます。(もちろん、間違っている可能性もありますが・・・)

先ほどご説明したとおり“戦略と戦術の違い”がごっちゃになっているために、何時まで経っても「戦術ばかり勉強している」という方がいらっしゃるのです。

戦術も大切ですが、効果性を発揮するなら「戦略から」はじめるべきです。

戦略と戦術の違いをハッキリさせましょう。ここで説明すると、本論からそれてしまいますので、別の機会に説明しますね。

 

(2)「あれこれ」より、「1つ」を勉強する

あれこれ勉強した上でたどり着くということもありますが、いつまでもフラフラと手を変え品を変え「勉強の対象」を変えていてはいけません。

ある程度の期間は、一点集中で1つの「経営戦略理論」を勉強することが欠かせません。

でないと、いろんな情報が入ってしまい、混乱してしまうからです。

1つ軸ができれば、他の情報に触れてもブレなくなるので、大きなメリットになります。

一点集中は、経営でも勉強でも同じです。

 

(3)継続的に学んでいく

毎日は戦術的な作業に追われることが多いのが、中小企業の経営者。

だからこそ、経営戦略に関しては、継続的に学んでいく必要があります。

特に、戦術のようにわかりやすいものではないので、一回学べば即実践というわけにもいきません。

繰り返し学ぶ中で、「あ、これはそういうことか」「あれはこうだったんだ」・・・ということが認識できるようになります。

経営戦略は、『SNSで集客!』などとは違いますので、継続して勉強していくことが肝要です。

 

最後に・・・

中小企業の経営者は、経営戦略に関して何かしら触れたことがあると思います。

そのときに、「なんだか難しいなぁ・・・」「ややこしそうだなぁ・・・」と感じてしまい、避けてはないでしょうか?

避けてしまうと、「成長はそこまで」になってしまうので、ぜひ繰り返し学んでみてください。ティッピング・ポイントが必ず訪れます。

もちろん、実践が大切なので、実践しながら学んでいくことで、中小企業の経営戦略がどんなものかを体感していくことができます。

ちなみに、私の場合は「ランチェスター経営戦略」を学んでいます。ランチェスターにもいくつかありますが、竹田先生のランチェスターです。

俯瞰することができるようになりますので、ぜひ「理論ばかりだから」と思わずに、学んでみてください。

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